レッスンへの途中参加について

パラエストラ天満代表の赤尾です。

以前にTwitterを賑わせたレッスンへの途中参加の是非が話題になりました。
この事に対しては自身も思うところがありましたので私の個人的な意見とパラエストラ天満としてのスタンスをお話ししておきます。


まず前提として基本的にレッスンは最初から最後まで出ていただくものと言う事を認識して頂きたいと思います。


格闘技ジムはヨガスタジオやダンススタジオなど他の習い事に比べて圧倒的に自由度が高いと思われます。
他の習い事でしたら途中参加と言う発想すらないかも知れません。


これは昔ながらの道場という古い価値観の名残であると思います。
これはこれで良いところがありますが、現在はどの格闘技ジムでもレッスン制という形式で行われているところがほとんどかと思います。

レッスンという形式を保とうとすると会員の方には少なからず全体に合わせると言う意識を持って頂かないと成り立ちません。
全員が全員、各々好きなタイミングで練習に参加されるとレッスンを作っている意味が無くなります。


もちろんジムに通われる会員の方は社会人や学生として忙しい中レッスンに来て頂いている方がほとんどかと思いますので、どうしてもレッスンに間に合わない方もいるかと思いますのでそういった場合は全然問題ありません。

むしろお忙しい中時間を割いて来ていただき本当にありがたく思います。


問題は明らかにレッスンに間に合う時間に来ているのに練習には参加せずスマホをいじっていたりストレッチを長々と行っている方がいます。

クラス参加前にストレッチがしたいと言う人も多いかと思いますが、そうであればクラス開始前にきて行うのが本来のはずです。
全員がそのような練習態度ですとレッスン制と言う形式を保てなくなります。

またレッスンを行う先生へのリスペクトがあればそのような事はしないはずです。
どこか有名な先生のセミナーに参加した時に同じような事は絶対にしないはずです。


またレッスンに途中参加されるとクラス進行上のインストラクターの負担は増えます。
クラスでは序盤に行ったテクニックをベースにして進行していくことが多いのでその動きを再度説明することになります。

そうなるとその動きを遅れて来た方に説明することに時間を割く事になり時間通りに来て頂いた会員さんへの指導の時間が減ることになります。

以上のような事を踏まえた上でクラスへの途中参加に関してはやむを得ない場合であればOKなのですが、間に合う時間に来られてレッスンに参加される意思のある方は速やかに練習に参加していただきたく思います。


今後は全体を通してレッスンへの参加状況次第では途中参加は禁止という事も検討しますので配慮のある練習への参加の仕方をお願いします。


格闘技と言うものは他者がいなくては成り立たない競技です。
自身だけでは無く周囲の事も考えて行動しましょう!