カリフラワーイヤー防止の為に

皆様はカリフラワーイヤーという言葉をご存知でしょうか?
レスリングや柔道経験者に良くある耳がボコッとなっているアレです。
耳が沸いてるなどとも表現します。

柔道やレスリングのイメージがありますが実はこれ、総合格闘技やブラジリアン柔術、グラップリングでも頻繁に起こります。

楽しく練習をしていたら知らない間に耳が痛くなり気付いたら耳が腫れ上がっていた、なんて言うことにならない為にも今日は防止対策となった時の対処をご紹介しておきます。
まず耳が沸くメカニズムから解説します。



メカニズム
タックルなどで強く耳に衝撃が加わったりするとそこで内出血が起こります。
その内出血を繰り返すと血が溜まってきてバンバンに腫れ上がりそれが固まるとカリフラワーイヤーが完成します。
また耳が沸くか沸かないかはかなり個人差があります。
どれだけ練習しても沸かない人もいれば一回の衝撃で腫れてきたと言う方もいます。
耳の軟骨の形状により差が生じるそうですがこればかりは変えらません。
次に対策をご紹介します。


対処
第一段階
基本的に打撲や摩擦による内出血ですのでそもそも耳に当たらない様に絶対に沸きたくない方はイヤーガードなどをつける様にしましょう。
イヤーガードはつけると煩わしく思うかもしれませんが女性などで絶対に沸きたくない方は付けた方が良いです。

  • 第二段階
    練習をしていくうちに耳に摩擦が加わってくると熱くなってきますので練習後に耳が熱くて少し痛いなーと思ったら要注意です。
    この時点で冷やし始めることをオススメします。
    氷などで感覚が無くなるぐらいキンキンに冷やしましょう。
    また
    温めると血流が良くなりさらに血が溜まってしまうのでお風呂などで体を温めすぎるのも厳禁です。
    さっとシャワーを浴びる程度にしておきましょう。

  • 第三段階
    本格的に痛くなってきたら既に沸き始めているはずです。
    耳がプヨプヨとしてきて触ってしまいそうになりますが、ここで変にイジると血流が良くなり悪化しますのでなるべく触らない様にしましょう。
    ガンガンに沸いてきてしまったら固まる前に急いで耳鼻科に行きましょう。
    先生が注射器で溜まった血を吸ってくれるはずです。
    固まる前であれば元の形に回復しますが少しでも遅れれば耳は沸いた状態で固まってしまいますのでこの段階ではスピードが命です。


    以上となります。

    ちなみに今回のブログは沸きたくない方のために書きましたが「沸いた耳がカッコイイ!」と言う意見ももちろん否定しません

私も高校生の時に沸きましたがプライドを見て格闘技オタクだった私は自分も格闘家の仲間入りを果たした様ですごく嬉しかったのを覚えています。

あと耳が沸いていると沸いている人同士で親近感が沸くので仲良くなれますし、海外では格闘技の認知度が高いので結構街で声をかけられたりするそうです。
そういった事が縁で友達が増えたりした事もあるので意外とイイ事もあります。

今回は以上です、それではまた!